2016/04/01

米文学特殊講義演習 Ⅰ&II 「黄禍論の再検討 1&2」

米文学特殊講義演習 Ⅰ&II
「黄禍論の再検討 1&2」
2016年 春学期・秋学期 金2(半期:2単位)
三田キャンパス
宇沢美子(文学部)
設置課程:前期博士課程(修士課程)
設置学部・研究科:文学研究科

【内容】
イエローペリル/黄禍論とは何か?「白」い「西洋」にとって「脅威」としての他者(「黄」/東洋/アジア/ほか)という定番な二極性をもった定義をこえる黄禍はありえなかったのだろうか?本講座ではこうした問いに対する答えを模索するべく、さまざまな「黄禍論」を再検討する予定です。「黄」とは、「禍」とは何でありえたのか?春学期は黄禍論アンソロジーを用いて、近代以前から存在した「黄禍論」レトリックやイメージから始まる概念史を概観した上で、特に19-20世紀英米に関わるアンソロジー後半部の文献の解釈を掘り下げていきます。秋学期は、さらに、黄禍論と表裏をなす美なる異国アジアをうみだした日本趣味/中国趣味(エスノグラフィーとしての文学)から、黄禍(論)の化身と自ら名乗ったフーマンチューをめぐる通俗文学論まで、前期アンソロジーにはない視点をできるかぎり加えながら、黄禍論ー論を深めていく計画です。第一回目の授業のおりに、文献リストを配布します。

【テキスト】
John Kuo Wei Tchen and Dylan Yeats eds., Yellow Peril!: An Archive of Anti-Asian Fear (New York: Verso, 2014)


(慶應義塾大学 HP 講義要項より一部抜粋)