2015/03/18

米文学特殊講義演習 Ⅰ 「アメリカ演劇と大西洋横断的交渉」

米文学特殊講義演習 Ⅰ 「アメリカ演劇と大西洋横断的交渉」
2015年 春学期 火1 (2単位)
三田キャンパス
常山菜穂子(法学部)
設置課程:前期博士課程(修士課程)
設置学部・研究科:文学研究科

【内容】
2000年代に入り、グローバリゼーションの現象と概念が意識的 / 無意識的に依拠してきた「世界の中心としてのアメリカ」の地位が揺らぐと、アメリカ研究にアメリカを脱中心化する動きが生まれました。そこで浮上するのが、たとえば、アメリカを不動不変の「大陸」と見なすのではなく、「海」に囲まれ常に外部との交渉にさらされる「島」として捉えるような視点です。本授業では、この新思潮をアメリカ演劇研究に援用し、アメリカ演劇をより相対的に捉えると共に、そのような作業を通して演劇史を再考します。

春学期は、独立革命期に大西洋を挟んで位置した二大演劇都市ロンドンとフィラデルフィア(まだブロードウェイは演劇の中心地ではありませんでした)を舞台に、人種と演劇の問題を考えます。

【テキスト】
Jenna M. Gibbs. Performing the Temple of Liberty: Slavery, Theater, and Popular Culture in London and Philadelphia, 1760-1850 (Early America: History, Context, Culture). Baltimore: Johns Hopkins UP, 2014.